競艇のダンプについて徹底解説!用語の意味や罰則・実際の動画までご紹介!

Boat Withの五十嵐 秀です。

今回は競艇のダンプについてご紹介します。

競艇のダンプについて紹介する記事のアイキャッチ画像

水上でボートの着順を決める競艇。

直線の勝負ではないため、ターンをどれだけ綺麗に決められるかが勝負のカギです。

そのため、選手達は日々体づくりに加えターンのテクニックも磨いています。

今回は、そんなテクニックの中でも反則ギリギリと言える「ダンプ」について解説。

ダンプの意味や反則・動画もご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

本記事について
本記事の監修者 五十嵐 秀

Boat Withの検証結果や推奨利用方法は運営責任者である五十嵐 秀が監督しています。これまでの実績をもとに、数ある悪徳サイトの知識もしっかりと把握しており、どのサイトが信頼に値するのか細かく検証します。

競艇のダンプとは?

競艇のダンプとはの画像

まず初めに、競艇のダンプとはどういったテクニックなのか。

ご紹介します。

競艇のダンプとは、他艇に自艇をぶつけてその反動で前に出る戦法です。

他艇との差が離れている場合でも、スピードを出して詰め寄りぶつけることで相手のスピードを奪います。

その反動を利用し前に出ることで、着順上位を狙えるというものです。

Boat With 運営責任者
五十嵐 秀のコメント
競艇のスピード感でぶつかるのは迫力満点ですね!

ターン時に用いられる高等テクニック

ターン時に用いられる高等テクニックの画像

競艇のダンプが用いられるのは、基本的にターン時。

着順が決まるポイントの1つであるターン時に、他艇を減速・自艇を加速させることで着順上位を狙います。

ただ、ダンプは艇をぶつけるテクニックのため、そう簡単に決まるものではありません。

そのため、競艇のテクニックの中でもかなり高度なものと言われています。

Boat With 運営責任者
五十嵐 秀のコメント
ぶつけながらも上手く旋回するなんて、自分では想像もつきません・・・。

第1ターンマークで見られることが多い

第1ターンマークで見られることが多いの画像

競艇は、1周600mのコースを3周して着順を決める競技です。

合計1,800m走ることとなりますが、決着が決まるのは300m〜600mの間が基本。

つまり、1つ目のターンマークを回った順で決着となることが多いということです。

それに伴い、ダンプが最も起きやすいのは1つ目のターンマーク。

1つ目のターンマークをいかに早く回れるかが勝負のカギとなるため、他艇を押しのけ自艇を前に出すのです。

Boat With 運営責任者
五十嵐 秀のコメント
昔はよく見ることができたダンプですが、最近ではその回数が減ってきています。

競艇のダンプが不良航法となるケース

競艇のダンプが不良航法となるケースの画像

先述した通り、競艇のダンプは他艇にぶつけるテクニック。

そのため、競艇のルール上不良航法と見なされることもあります。

では、どのような時にダンプが不良航法と判断されるのか。

詳しくご紹介します。

十分な艇間距離がない

十分な艇間距離がないの画像

競艇のルールでは「内側から追い抜くこと」を基本的に禁じています。

なぜなら、内側から追い抜いた場合、事故の危険性が高まるからです。

ただ、競艇のレースでは、内側から追い抜くことが多く見られます。

その理由は、競艇のルール上例外があるからです。

第21条 モーターボートは、スタート後ゴールインするまでの間、他のモーターボートを追抜く場合は、そのモーターボートを左方向に見て追抜かなければならない。ただし、他のモーターボートの妨害により、左方向に見て追抜くことができなかった場合その他やむを得ない場合、又は安全な間隔がある場合は、この限りでない。

つまり、安全な間隔がある場合は内側からの追い抜きが認められているということです。

よって、安全な間隔がない場合はダンプも不良航法とみなされます。

Boat With 運営責任者
五十嵐 秀のコメント
ぶつかるというだけでも危ないことが分かるので、艇間がない場合の危険性はとてつもないですね。

他艇を転覆・落水させる

他艇を転覆・落水させるの画像

安全な間隔があったとしても、ダンプは艇をぶつける行為。

危険な走行であることには変わりありません。

ただ、絶対的に禁止されているわけではないため、判断は曖昧です。

とはいえ、他艇を転覆・選手を落水させてしまった場合は、不良航法と判断されます。

転覆・落水は、最悪の場合命に関わるため、不良航法と言われるのは当然でしょう。

Boat With 運営責任者
五十嵐 秀のコメント
ダンプによって転覆・落水したケースは少なからずあります。競艇ファンからすると、選手の無事を祈るばかりです。

競艇のダンプによる反則

競艇のダンプは、高等テクニックと言えますが、一歩間違えれば命を奪ってしまう危険な走行です。

そんなダンプで不良航法と判断された場合、当然「反則・ペナルティ」が課せられます。

それは以下の2つ。

  • 失格
  • 事故点の加算

他艇にぶつけたことにより不良航法と見なされた場合「失格」となります。

失格となれば、その後の着順が上位であった場合でも着外扱いとされるため、着順点をもらうことはできません。

また、事故を起こしている場合は「事故点」が加算されます。

ぶつかった他艇が転覆・落水した場合は「妨害失格」で15点。

ぶつかった他艇が無事だが不良航法と見なされた場合は2点の事故点加算です。

決まれば上位争いをすることができる反面、反則となる可能性があるダンプ。

かなりリスキーな走りと言えるでしょう。

Boat With 運営責任者
五十嵐 秀のコメント
ダンプによってかなりの罰点が与えられるので、よっぽどのことではない限りやらないほうがいいと言えるでしょう。

競艇のダンプが上手い有名選手をご紹介!

ここまでご紹介したものを整理すると、競艇のダンプは反則ギリギリの高等テクニックと言えます。

そのため、ダンプを決めようとしても、失格となってしまう選手が多いです。

しかし、そんなダンプを得意とする選手がいると話題に。

  • 原田幸哉選手
  • 野田なづき選手

競艇のダンプが上手いと話題になった2人について詳しくご紹介します。

原田幸哉選手

ダンプが上手い原田幸哉選手の画像

名前(ふりがな) 原田 幸哉(はらだ ゆきや)
生年月日 1975年10月24日
身長 172cm
体重 54kg
血液型 B型
出身地 愛知県
支部 長崎支部
登録期 76期
級別 A1

原田幸哉選手は、2024年現在A1級に属している競艇選手。

SGレースを優勝した経験もあるトップレーサーです。

もともとは愛知支部の所属でしたが、奥さんの出身地が長崎県ということから長崎支部へと移籍しています。

そんな原田選手はダンプの使い手として有名です。

あまりにもダンプが上手なことから、競艇ファンから「原ダンプ」と名付けられたことも。

原田選手が出走するレースでは、ダンプが炸裂するのかどうかも見どころですね!

野田なづき選手

ダンプが上手い野田なづき選手の画像

名前(ふりがな) 野田 なづき(のだ なづき)
生年月日 2000年07月19日
身長 157cm
体重 45kg
血液型 A型
出身地 佐賀県
支部 佐賀支部
登録期 125期
級別 B1

野田なづき選手は、2024年現在B1級に属している競艇選手。

見た目が「かわいい」と話題のことから、すでに多くの競艇ファンに注目されています。

そんな野田選手ですが、かわいい見た目とは裏腹にレースでは強烈なダンプを披露することで有名です。

直近は上り調子のようなので、もしかするとダンプを駆使していることが要因の一つかもしれませんね。

話題のダンプ動画をご紹介!

危険な賭けとも言えるダンプですが、そのハラハラする光景から「ダンプ動画」が話題となりました。

ここでは、現在人気動画サイトとして一世を風靡しているユーチューブで再生回数が多いダンプの動画をご紹介します。

【競艇超危険】やられたら倍返し!!決死のダンプ集【競艇・ボートレース】【チルト50】

この動画では、決死のダンプ集と題して様々なダンプを見ることができます。

近頃、安全性の観点からダンプを行う選手が少なくなってきたため、刺激を求める競艇ファンが見に来るのでしょう。

詳しく解説も用意されていて分かりやすいので、ぜひご覧ください。

【児島競艇】 G1 マスターズ 準優12R 前ヅケ 回り直し 3カド ダンプ これが名人戦だ!競艇名勝負

この動画では、児島競艇で行われたG1「マスターズ」の準優勝戦でのダンプを見ることができます。

1周1マークから、4号艇の西島義則選手のダンプが炸裂。

3・5号艇の2艇を巻き込むほど強烈なダンプだったため、大きく外に膨らんでしまっています。

さらに、2周2マークでも西島選手が6号艇に対してダンプ。

結果として、危ないと判断した審判が4号艇の西島選手に対し「不良航法」をレース後に宣告しています。

イン屋としても名を馳せている西島選手ですが、ダンプも積極的に行っているようですね。

西島選手のレースに対する熱量が伝わってくる動画になっています。

競艇のダンプまとめ!

今回は、競艇のダンプについてご紹介してきました。

いかがだったでしょうか。

まとめると以下の通りです。

Point!
  • ダンプは他艇にぶつけた反動で前に出る戦法
  • ダンプは不良航法と見なされる可能性がある
  • ダンプで失格となった場合事故点が加算される
  • ダンプが上手い男子選手は原田幸哉選手
  • ダンプが上手い女子選手は野田なづき選手

ハイリスクハイリターンとも言える競艇のダンプ。

競艇ファンや選手の中には、この行為を嫌う方も一定数います。

ただ、競艇選手も皆人間。

競技中に熱くなってしまうことはあるでしょう。

とは言え、ダンプは命の危険を伴う可能性のある走りであるのは間違いありません。

選手達を応援しているファン・家族のためにも、危険な走りはできるだけ避けて欲しいというのが、我々競艇ファン・選手達共通の気持ちでしょう。

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