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Boat Withの五十嵐 秀です。
今回は厳しいと話題のボートレーサー養成所(競艇学校)についてご紹介します。
競艇選手になるために、必ず入学する必要があるボートレーサー養成所。
卒業している競艇選手たちは、口を揃えて「厳しい」と評価しています。
そこで、今回はボートレーサー養成所が厳しい理由について徹底調査!
記事の中で、倍率や費用・一日のスケジュールまで紹介しています。
ぜひ、最後までご覧ください!
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目次
ボートレーサー養成所は、1966年山梨県本栖湖に「本栖研修所」を設置されます。
その後、2001年3月に移転。
前身となる「やまと学校」が福岡県柳川市に開設されます。
そんなボートレーサー養成所について、以下4つの内容を解説。
それではご覧ください!
ボートレーサー養成所には、毎年1,500人以上の入学希望者が受験に訪れます。
その中から合格通知が届くのは、僅か50名ほど。
倍率に換算すると、40倍です。
競艇選手はトップレベルになると、年収で数億円を稼げるような職業。
夢のある仕事なため、ここまでハイレベルな争いになるのでしょう。
ボートレーサー養成所は、以前まで120万の養成費用(学費)を支払う必要がありました。
しかし、2017年4月からは志願者を増やす目的で無償化。
先程紹介した40倍という高倍率になっているのでしょう。
ちなみに、競艇選手1人を育成するのにかかる費用は約1,000万円。
優秀な競艇選手の育成に、相当力を入れているのが分かります。
厳しいと言われているボートレーサー養成所。
男子の髪型は丸刈りで、女子はショートカットで統一されています。
また、髪を染めたり脱色したりするのも当然禁止。
卒業までの1年間は、我慢を強いられます。
1年間寮に入り、競艇漬けの日々を送るボートレーサー養成所。
休日に関しては、公式サイトにこのような記載がありました。
原則、土曜日は自習中心、日曜日は休務となります。また夏期休暇・冬期休暇として、10日間程度のまとまった休暇があります。出典:ボートレース公式サイト
1週間の休日は、実質的に日曜日の1日のみ。
その他に連休が夏季・冬季で10日ずつあるそうです。
このボートレーサー養成所に入学している人たちは、高校を卒業したばかりの人がほとんど。
同年代である大学生などと比較すると、かなり少ない休日になっています。
ボートレーサー養成所の概要については、理解頂けたでしょう。
ここからは、なぜボートレーサー養成所が厳しいと言われているのかその理由を以下の3つご紹介します。
それではご覧ください
高倍率で入学するのが狭き門であるボートレーサー養成所。
多数の受験者を50名に絞るため、かなり難しい試験を行っています。
そんな試験は、3段階に分けて実施されているのです。
順番に解説していくので、ご覧ください!
一次試験は、学科・体力試験の2つが行われます。
学科試験は、国語・数学・理科・社会の4科目。
体力試験では、筋力や瞬発力といった項目が評価項目になります。
この一次試験は、体力試験の方が重要視されるとのこと。
激しい競技である競艇を戦い抜くためには、高い運動能力が必要なのでしょう。
二次試験は、体力・適正試験が行われます。
適正試験とは以下のような内容。
一次試験よりも実践的な内容。
競艇選手に必要な素質というものが見られるのでしょう。
三次試験はこれまでの試験内容とは打って変わり、面接が行われます。
時間は1人あたり、3分〜5分程度。
3〜4名の試験官が対応し、人間性に問題がないかを確認します。
さらに、ここで競艇選手に対しての思いなどを表現しないといけません。
かなり時間が短いため、相当な準備をして臨まなければならないでしょう。
競艇選手はアスリートであるため、ボートレーサー養成所では体調管理も厳しく行われます。
特に厳しいのが体重管理。
競艇選手の体重は55kg以下という規定があります。
そのため、体重が超過しないように過酷な減量を行う訓練生も存在するのです。
訓練生たちは、1年間という限られた期間の中で、以下のような訓練をこなしていきます。
上記の訓練を行う中で、進級試験が8月と2月に行われます。
この試験で点数が60%未満の科目が3科目以上ある場合は、退学処分が下るのです。
40倍という倍率をくぐり抜けて入学したボートレーサー養成所。
そこを追われないためにも、訓練生たちは日々の訓練は一切手を抜くことはできません。
また、この試験以外でも重要なのが、技術応用訓練中に行われるリーグ戦です。
ここである一定の成績を残した訓練生は、デビュー後にB1級と同等の斡旋日数が与えられます。
それを得るために訓練生たちは、日々の厳しい訓練をこなしているのです。
過酷な環境から厳しいと言われているボートレーサー養成所。
一体、どのようなスケジュールで一日を過ごしているのでしょうか。
以下の表にまとめたので、ご覧ください。
6:00 | 起床・点呼 |
---|---|
6:30 | 掃除・洗面・朝食 |
8:00 | 授業開始 |
12:00 | 昼食 |
13:00 | 授業再開 |
17:00 | 夕食 |
17:45 | 自習時間 |
19:00 | 入浴・自由時間 |
21:00 | 掃除 |
22:00 | 消灯 |
訓練生は上記のスケジュールで、分刻みの行動が求められます。
それを厳守できない訓練生には厳しい叱責があり、この生活に馴染めずに辞めていく訓練生もいるそうです。
また、自由時間などは設けられていますが、携帯電話の持ち込みは禁止。
外部との連絡を取る手段は公衆電話で、長蛇の列ができるそうです。
そんな訓練生の一日の様子はボートレース公式YouTubeチャンネルが動画を公開しています。
気になった方は見てみてください!
今回は、ボートレーサー養成所が厳しい理由について紹介してきました。
最後におさらいをしておきましょう。
現在活躍している競艇選手たちは、この厳しいボートレーサー養成所を卒業しています。
輝かし姿の裏側には、こういった下積み時代もあるということです。
これを知るだけでも、普段の競艇がまた違った角度で楽しめそうですね!
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