蒲郡競艇を特徴から完全攻略！水面特性やコース別成績・傾向までご紹介！

Boat Withの「五十嵐 秀」です。

今回は、蒲郡競艇の特徴をご紹介します。

1955年に誕生し、中部地方の競艇ファンに支持されてきた蒲郡競艇。

年間売上1,000億円超えを達成するなど、人気を集める競艇場の一つです。

この人気の要因の1つに、蒲郡競艇の特徴が大きく関わってきます。

ということで、今回は蒲郡競艇の特徴について詳しくご紹介！

出目や向かい風・モーター・進入隊形・地元選手など徹底解説しています。

紹介する特徴を押さえれば、蒲郡競艇予想に役立つこと間違いありません。

勝利に近づきたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

蒲郡競艇場の特徴

早速、蒲郡競艇に関する様々な情報をくまなく調べ上げて分かった特徴をご紹介します。

これらの情報を頭に入れておくことで、レースを楽しむ上でも予想をする上でも役立つこと間違いなし。

しっかり頭に入れた上で、蒲郡競艇でのレースに挑みましょう！

蒲郡競艇場の水面特性

まずは、蒲郡競艇の水面特性から。

競艇場は全国で24箇所あり、それぞれの競艇場で水面に違いがあります。

それぞれ、レース内容に大きく関わってくることなので、理解せず予想をしてしまうと結果は散々なものに。

そうならないためにも、まずは基本的な蒲郡競艇の水面特性を押さえておきましょう！

1マークのバック側が広くスピードターンが決まりやすい

蒲郡競艇の1マークのバック側は、全国の24会場の中で最も広く156.7mあります。

この広いスペースにより、各艇は十分な余裕を持ってターンが可能。

良いモーターを持つ選手は、この広いエリアでスピードターンを成功させやすくなります。

また、蒲郡競艇は潮や風の影響が少ないため、ターン時のミスが起きにくいのも特徴。

よって、モーター性能が勝敗を分けると言っても過言ではありません。

蒲郡競艇場の水質は「汽水」で乗りやすい

蒲郡競艇の水質は「汽水」ですが、潮の満ち引きが小さいため、潮の影響を気にする必要がありません。

これは、競走水面が海と水門を通してつながっていることに起因しています。

直接海に接していないため、水面の高さがあまり変動しないということです。

また、競走水面の塩分濃度が低いため、浮力は小さいので覚えておきましょう。

天候の特徴

競艇場は、各地で様々な場所に位置しているため、その場所ごとに天候の影響は変化します。

風が吹きやすい競艇場や、雨によって水面が上昇する競艇場など影響は様々。

では、蒲郡競艇ではどういった天候の影響があるのでしょうか。

詳しくご紹介していきます。

風向きが1日で変わりやすく柔軟に狙う必要がある

蒲郡競艇では、風は穏やかですが、風向きが1日の中で頻繁に変わることがあります。

追い風のあるレースでは、1・4コースの1着率が上昇。

4コースの1着率が追い風時に上がるのは稀な傾向なので、注意しておきましょう。

逆に向かい風のあるレースでは、2・3・5・6コースの1着率が増加します。

蒲郡競艇場のレース傾向

全国各地にある競艇場ですが、それぞれの競艇場でレース傾向は大きく異なります。

では、蒲郡競艇はどういったレース傾向があるのでしょうか。

過去の結果からレース傾向を詳しく調べてみました。

今回は、下記の5つに分類して紹介していきます。

• コース別入着率
• コース別の決まり手
• 枠番別コース取得率
• 3連単分布図
• 出目傾向

これらの情報を把握することで、蒲郡競艇でのレース展開をより正確に行えます。

しっかり頭に入れておきましょう！

コース別入着率

まずは、季節ごとのコース別入着率を見ていきましょう。

季節によっては、有利とされるコースが一転し不利になることも・・・。

それぞれ、コース別入着率が大きく異なってくるので覚えておきましょう。

春は追い風も多く温かいので1コースが勝ちやすい

春は、1コースを軸に勝負がしやすいシーズンとなります。

その理由は、主に以下の2点です。

• 追い風が頻繁に吹く
• 水温が低く、モーターの性能が向上する

追い風が吹く日は、インコースの助走をサポートしやすく艇がスピードに乗りやすくなります。

スピードに乗った1号艇のイン逃げ率は非常に高いので、信頼度はかなり高いです。

また、低い水温はモーターの効率向上に寄与し、出力が増加します。

この効果により、短い助走でも素早い加速が期待でき、この季節では1コースを重視した予想が良いでしょう。

夏は5・6コースで高配当を狙える

夏には、5・6コースに注目して高額払い戻しを狙いましょう！

その背景には、以下の理由があります。

• 水温上昇により、モーターの出力が低下し、1マークのターン時に流れやすくなる
• 1コースの1着率が著しく低下し、5・6コースの1～3着率が上昇

春とは対照的に、夏においては5・6コースの1～3着率が大幅に増加しています。

蒲郡競艇では、5・6コースの選手が「まくり差し」で成功するケースが半数以上を占め「まくり」もしばしば。

平均STが速く、フライングを持たない選手がいれば、これは勝負時と言えるでしょう。

「1―234―56」などの買い目も有望ですし、冒険心で「1―56―全」なども狙い目となりそうです。

秋は2コース1着で勝負してみる

秋は、1コースの1着率が最も低く、代わりに2コースでの「差し」「まくり」や、5コースでの「まくり」「まくり差し」がよく決まる時期です。

モーターの力量も徐々に明らかになり、2連対率が高いモーターを持っている選手には注意しましょう。

もし2コースに強力なモーターを持っている選手がいるなら、スジ舟券「2―134―全」は有望な選択肢となります。

「差し」の決まりやすい状況なら、高い確率で当たる可能性が高いです。

また、5コースの1着率も高いので、5号艇にA1級選手がいる場合は5号艇を中心に予想することも一つの戦略でしょう。

冬は3コースの活躍が増える

冬になると、3コースの1・2着率が最も優れています。

3コースからは「まくり」や「まくり差し」の展開が頻繁に見られるため、速いスタートや、フライングを持っていない選手に注目すると良いでしょう。

さらに、モーターの出足が良いかどうかを周回展示で詳しく見る必要があります。

条件として「冬で平均STが速くFを持っておらず出足が良い」といった条件が揃った場合は「3―1―2456」といったスジ舟券は的中の可能性が高いです。

コース別の決まり手「2・4コースのまくりが決まりやすい」

蒲郡競艇のコースごとの特徴は、2・4コースでのまくりが頻繁に見られる点です。

まず、2コースのまくりは、1コースが出足が遅い場合によく見られます。

この際、3・4コースが追いつきやすく、スジ舟券「2-34」に注目しましょう。

次に、4コースのまくりは、1～3コースが出足が鈍ったときに頻発します。

このケースでは、5・6コースが2着に進出しやすい傾向があり、スジ舟券「4-56」が狙い目となります。

枠番別コース取得率「全国平均とほぼ同じ」

蒲郡競艇では、枠番別コース取得率が他の競艇場とほぼ同様です。

1～3号艇は枠なり進入が一般的ですが、4～6号艇は時折コースを変えることがあります。

競艇には、4～6号艇が1～3コースを奪取しに行く「イン屋」と呼ばれる選手たちが存在。

代表的な選手には、西島義則選手や江口晃生選手・深川真二選手などが有名なので覚えておきましょう。

3連単分布図「全国平均とほぼ同じ」

蒲郡競艇における3連単の配当分布は、全国平均とほぼ同様の傾向を示しています。

鉄板・中穴・大穴が均等に出現するため、各レースごとに狙い目を変えることが重要です。

例えば、1号艇が他の艇よりも優れている場合は、鉄板狙いが適しているでしょう。

逆に、1号艇が弱いと感じるレースでは、中穴や大穴を狙うことも検討に値します。

出目傾向「4コースの1着率が高い」

蒲郡競艇では、4コースの1着率がわずかに全国平均を上回っています。

さらに、4コースでは2・3連率も平均よりも高い傾向に。

これに基づき、蒲郡競艇で勝負する際には、4コースを積極的に狙うことがおすすめです。

また、コース別の2・3連率を考える際には、5コースの2・3連率が高いことも考慮してください。

蒲郡競艇場の特徴・傾向を押さえた予想のポイント

蒲郡競艇予想では、下記3つのポイントを押さえることが成功のカギとなります。

これらのポイントをもとに、期待値を重要視してみましょう。

的中率とオッズのバランスが良い買い目を見つけることで、蒲郡競艇予想での成功に一歩近づきます！

4コースのまくりを狙う

蒲郡競艇では、4コースの「まくり」を他の競艇場よりも重視してみましょう。

まず、蒲郡競艇における4コースの1着率は12.1%で、これは全国平均よりも1.6%高い水準です。

加えて、4コースからの1着の場合、まくりの展開が比較的多いという特徴があります。

4コースのまくりは、1～3コースの艇が出遅れたときに決まりやすいもの。

選手たちの平均STや今節STを比較し、4コースの艇が先行できそうであれば狙ってみてください。

4コースのまくりが決まると「4-56」の組み合わせがよく見られます！

モーター性能を評価する

蒲郡競艇は、競走水面が広くスピード戦が起こりやすいため、モーターの性能を他の競艇場よりも重要視しましょう。

モーターの性能は、2連率や展示タイム・オリジナル展示データ・周回展示などから判断できます。

まず、モーターの2連率が40%以上の場合、それは高い性能のモーターである可能性が高いです。

ただし、モーター2連率はモーター交換直後の7～9月は信頼性に欠けることがあるため注意してください。

モーター2連率は、紙の出走表や競艇公式サイトで確認できるので欠かさずチェックしておきましょう。

次に、展示タイムやオリジナル展示データからは、モーターの足ごとの性能を見極めることが可能。

展示タイムには伸び足が、直線タイムには出足や行き足が反映されます。

また、一周タイムとまわり足タイムには総合力が表れるので、予想の際に役立ててみてください。

最後に、周回展示でスピードターンができる選手は、本番のターンでも期待ができます。

他の選手と比べて、先行して艇を早く回し小回りなターンを見せている選手に注目しましょう。

水面状況で狙い方を変える

蒲郡競艇では、レースの時間や風向きに応じて狙い目を変えることも忘れてはいけません。

各コースの具体的な狙い目は下記の通り。

レースの時間帯は、現地観戦であれば直接確かめられますし、ネット投票の場合はライブ中継を通じて確認できます。

風向きについては、競艇場のモニターや蒲郡競艇場の公式サイトを参考にすると良いでしょう。

また、冬に太陽が沈む時間帯では、ダッシュ勢が大時計を見る際に西日と交わることがあります。

この状況では、4～6コースの艇がスタートを行う際にタイミングを調整しにくいです。

したがって、1～3月と10～12月の16時前後のレースでは、4～6コースの艇の評価を控えめに考えると良いでしょう。

蒲郡競艇で勝率の高い予想サイトを利用する

蒲郡競艇の特徴・レース傾向を見ていただいた通り、蒲郡競艇はセオリー通りとはならない場面が多い競艇場です。

そのため、予想ポイントを熟知していたとしても、予想打にしない展開に悩まされてしまうこともあるでしょう。

そんな時に活用すべきなのが、蒲郡競艇で勝率の高い競艇予想サイトです！

Boat Withが100を超える競艇予想サイトを検証した結果、蒲郡競艇での勝率が高いサイトは以下の3サイトに絞ることができました。

それぞれサイトの特徴が異なるので戦績もバラバラですが、全ての数値が高く、丸乗りできる期待値はとても高いと言えます。

これらのサイトで蒲郡競艇の予想が公開された時は激アツです！

必ず押さえておきましょう！

蒲郡競艇場の基本情報

蒲郡競艇の特徴は理解できたでしょうか？

ここまで蒲郡競艇について学べば、実際に足を運んでみたくなるでしょう。

ということで・・・。

最後に、蒲郡競艇の基本情報をまとめてみました。

施設情報やアクセスなど、足を運ぶ上でも重要な情報が盛り沢山！

蒲郡競艇に足を運ぶ際には、参考にしてみてください。

施設情報

蒲郡競艇では、スタンドの2階および3階に有料席や指定席・特別観覧席が設けられています。

各席の席数や店員・利用料をまとめてみました。

蒲郡競艇のムーンライトシートでは、モニターとフリードリンクがセットになっています。

これだけでも充実感たっぷりなので、ぜひ試してみてください。

さらに、ロイヤルボックスやロイヤルシートには、在席投票システムも完備されています。

席に座ったまま簡単に投票できるので、余裕のある方はぜひ利用してみてください。

アクセス

蒲郡競艇は愛知県の東部に位置しています。

正確な住所は「愛知県蒲郡市竹谷町太田新田1-1」です。

競艇場への主なアクセス方法は以下の通り。

• 蒲郡駅：無料送迎バス10分
• 三河塩津駅：徒歩5分
• 蒲郡西IC：車10分
• 岡崎IC：車30分
• 豊川IC：車30分
• 音羽蒲郡IC：車15分

蒲郡駅発の無料バスは、14:00から18:40の間で約15分毎に運行されています。

対して、蒲郡競艇の無料駐車場は最大で420台しか収容できません。

SG・G1の際には駐車場が満杯になる可能性もあるため、公共の交通手段を利用することをおすすめします。

地元有名選手

競艇予想で当たる確率をアップさせるためには、地元選手を把握することが非常に重要です。

競艇選手はそれぞれ練習拠点を設けており、地元となる競艇場は得意なことがほとんど。

そのため、各競艇場を地元とする選手を確認することで、競艇予想の質を高めることができるでしょう。

ここからは、蒲郡競艇場を地元とする選手とその特徴を紹介します。

池田浩二選手

まず紹介するのは、池田浩二選手。

池田選手は、SGで9回の優勝経験を誇る競艇選手です。

特に2011年においては3つのSG戦で優勝し、無敵の姿勢を見せました。

また「ウィリーターン」の名手としても有名です。

この技によってトップスピードでターンし、一気に1位に浮上するというのが彼の常勝パターンとなっています。

赤岩善生選手

続いて紹介するのは、赤岩善生選手です。

赤岩選手は、愛知支部に在籍するA1級の選手。

全国的にみてもトップクラスの競艇選手ですが、特に蒲郡競艇場では突出した勝率です。

また、航空自衛隊出身という異色の経歴をもっており、その経験がレースにおいて生かされています。

レーススタイルは非常に積極的で、インに主導権を持っていくことが特徴。

そして、蒲郡競艇場のような積極的な戦いが求められる場では、そのスタイルがピッタリとハマります。

赤岩選手が出場する際は押さえておきましょう！

企画レース

蒲郡競艇では、一般戦とG3の7Rで「進入固定競走」という企画レースが実施されています。

進入固定競走では、全ての艇が自身の枠番と同じコースからスタート。

進入予想が不要なため、初心者にとっても予想がしやすいレースとなっています。

また、進入固定では、1コースが助走距離を確保しやすいです。

他のレースに比べて、1コースの艇が逃げやすいため積極的に1着を狙うと良いでしょう。

モーター交換時期

蒲郡競艇のモーターは、毎年7月頃に交換されています。

最近では、2023年7月7日に最新のモーターに更新されました。

モーターが新しく交換されたばかりの時期は、データがまだ少ないため2連率を信頼しにくいです。

そのため、モーターが新しく取り替えられた直後の7～9月には、展示航走や展示タイムをじっくりと観察してみると良いでしょう。

一方で、交換から一定期間が経過した10月以降は、モーターの2連率を参考にすることができます。

基本的には、2連率が40%以上であればモーターの性能が良いと考え、30%未満であれば性能が低いとみなしてみてください。

まとめ

今回は「蒲郡競艇の特徴」を紹介しました。

蒲郡競艇は「汽水」ですが、海水の濃度が低く、潮の満ち引きがほとんど見られません。

加えて、コース自体が全国でも有数の広さを誇り、水面は非常に安定しています。

これが選手にとっては心地よい乗り心地となり、スピードレースがしやすい環境に。

こうした特徴から、思い切った勝負がかけやすく、経験豊富な選手が有利な傾向があります。

各コースの1着率も1コースが全国平均よりも高く、大穴の結果が少なくなりがちで、予想がしやすい鉄板のレースが展開されやすい競艇場です。

これらのポイントを考慮すると、初心者でも予想がしやすい競艇場と言えます。

毎日ナイターレースも開催されているので、多くの方が楽しめる競艇場と言えるでしょう。